こうもり ヨハン・シュトラウス
JAN 2026 | ||||||
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クリプタのオペレッタ
上演
こうもり
ヨハン・シュトラウス
新しい年を、ウィーン音楽史の傑作で始めましょう。オーストリアのオペレッタのスペシャリスト、アンサンブル Oper@Tee が、ヨハン・シュトラウスのこうもりを原典版、全曲でお届けします。
ペーター教会のクリプタという唯一無二の雰囲気の中で、この名作を音楽的で華やかな輝きとともに体験できます。最高の楽しみと忘れられない夜が保証されています。
オーストリアで最も小さな劇場として確立されたこの場所では、コンサートやオペラ公演が高い質と特別な会場によって魅了します。ウィーンの聖ペーター教会の地下深くにあるクリプタは、個人的で濃密なクラシック体験を提供します。
クリプタの中は一年中快適な温度です。
あらすじ
第一幕
ガブリエル・フォン・アイゼンシュタインは、公務員侮辱の罪で一晩を刑務所で過ごさなければならない。しかし彼は友人ファルケの勧めに従い、その前にオルロフスキー公爵のもとで楽しむことにする。実はファルケには別の計画があった。かつてアイゼンシュタインが彼に恥ずかしい悪戯をしたため、その仕返しを狙っていたのである。
アイゼンシュタインが刑務所に行くふりをして家を出ると、妻ロザリンデはあっさりと送り出す。侍女アデーレも病気の親戚を訪ねたいと頼み、外出を許される。皆が出ていくと、ロザリンデのかつての恋人アルフレードが現れ、密会しようとする。しかしそこへ所長フランクがやってきて、アイゼンシュタインを連行しようとする。ロザリンデを困らせないために、アルフレードは夫のふりをして逮捕される。
第二幕
若いオルロフスキー公爵の宴で、ファルケはその夜にアイゼンシュタインをからかう企みがあると語る。アイゼンシュタインは「ルナール侯爵」と名乗って登場する。招かれたアデーレは芸術家オルガとして紹介される。アイゼンシュタインが侍女だと責めると、アデーレは怒って否定する。
刑務所長フランクは「シャグラン騎士」として現れ、さらに仮面をつけたロザリンデも「ハンガリー伯爵夫人」として登場する。彼女は夫に会えるとファルケに言われていたのだ。アイゼンシュタインは正体不明の美女に夢中になるが、ロザリンデは彼の懐中時計を手に入れ、後で浮気を暴こうとする。
酔ったアイゼンシュタインは、かつて灰の水曜日にファルケをコウモリの仮装のまま市場に置き去りにし、笑い者にしたことを話す。
第三幕
夜明け、二日酔いの刑務所長が職務に戻ろうとする。そこへアデーレと妹イーダが現れ、正体を明かす。後援者を見つけたと信じたアデーレは、フランクに演劇学校の支援を願う。
刑務所に入って刑を務めようとするアイゼンシュタインは、フロッシュからすでに前夜逮捕されたと聞く。捕まっていたのはアルフレードであった。さらにアルフレードを訪ねに来たロザリンデも現れ、アイゼンシュタインは事の真相を知る。怒りは消え、彼女が懐中時計を示し、「ハンガリー伯爵夫人」との浮気を思い出させる。
最後に舞踏会の仲間たち全員が刑務所に集まり、真実が明かされる。これこそが「こうもり」ファルケの復讐の計画であった。陽気なオルロフスキー公爵は、アデーレの後援を約束する。
プログラムとキャスト
アンサンブル Oper@Tee
演出 - アンナ・ボロディナ
音楽監督 - ヴォルフガング・フリッチェ